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学園だより 第158号行事予定・慶應義塾大研究報告会・職員紹介・お年玉袋やお祝い袋販売
私たちのグループは室内班がつくりだす商品の販路開拓がテーマでした。実際に働く現場を見学する中で、「ひとりひとりが作業を楽しんで取り組むこと」の大切さと「商品として“売れる”ことがつくり手の自信にもつながる」ことの両面を感じ取りました。その上に、売り手として販売箇所と機会が限られるという直近の課題もありました。私たちのグループは新商品の開発を通して、「売ってみたい・つくってみたい」と思うようなプロダクトを実装する流れをとり、結果的に販路拡大につなげるということを目指しました。そこで注目したのが「地元ならでは」の文化や自然を織り込んだギフト商品です。主な顧客対象を島外観光客に絞り、彼らが持ち帰りたくなるような見た目と商品ストーリーをつくりこむことにしました。今回は「キャンドル」です。宮古島内ではサンゴや砂を混ぜ込んだキャンドルがお土産として販売され始めていることにヒントを得て、「宮古島らしさ」を織り込んだキャンドル作りを行いました。キャンドルには宮古島内で自生する月桃の葉を織り込むことで、灯が燈るだけではなくその香りが抗菌・防虫作用もあるので1石2鳥なキャンドルを考案しました。なおかつキャンドル作りは蝋を溶かす→色を付ける→成形するといったように工程が分割しやすく、一人一人の作業分担を分けやすいです。一つのものをみんなでつくる経験は、つくり手にとっても作業する喜びにもつながると考えました。調査にあたっては伊志嶺理事長を始め多くの方々のご厚意に支えられて商品のつくりこみから提案までこぎつけることができました。宮古島ならではの人と人とのつながりの深さは東京などの大都市にはありません。模合のようなコミュニティ内で助け合う文化も残り続けるこの島にはまだまだ可能性がたくさんあると感じながら、1週間を締めくくりました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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