学園だより 第126号

沖縄職業リハビリテーション研究発表会・ロマン海道チャレンジ

沖縄職業リハビリテーション研究発表会 理事長:伊志嶺 博司   先月8日に独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構障害者職業総合センター主催の障害者雇用の促進について考える沖縄職業リハビリテーション研究発表会が、那覇市のホテルで開催されました。内容は調査研究成果報告と講演会とパネルディスカッションの三部構成で行われ、会場には県内の企業の代表者や福祉施設の施設長を始め関係者150名余が参加していました。調査研究成果報告では、障害者就業職業センター統括研究員の久保村ひとみ氏が「農業分野の特性を活かした障害者の職域拡大にむけて」と題し、農業分野における障害者就業の留意点や障害者雇用の実態調査などの調査研究報告を行いました。もう一人の農村工学研究所研究員の片山千栄氏が「農業分野における障害者の就労」と題し、福祉から雇用への移行として農業分野への新たな就労の場を開拓していく事は、農業の担い手不足が深刻な部分があり可能性はあるのではないかとの指摘がなされました。講演会では、障害者雇用を促進しつつ農業経営を行っている静岡県の(株)京丸園の鈴木厚志社長が「当社における障害者雇用」と題して講演し、その中で障害者を雇用してから同社の売り上げが伸びた事やパートの人が皆優しくなり、現場の雰囲気が良くなり仕事の効率が上がったことなどの報告がありました。パネルディスカッションでは、久保村氏・片山氏・鈴木氏らの中に私も参加してパネラー4名に沖縄職業センターの高瀬所長が司会で「農業分野における障害者の就労を進めるためには」をテーマに各人が意見を述べました。私は宮古島での就労継続支援A型事業所である野菜ランドみやこの今までの実践や宮古の障害者の就労の現実を報告しました。質疑応答の中で何故野菜ランドを立ち上げたのか、最低賃金は守れるのか等の質問があり、宮古島は離島の中の離島であるので必要な物は環境整備するしかないと答え理解して貰いました。このような場所で宮古の現状を発表する機会が持てた事に対し企画関係者に心から感謝致します。
実践報告を行う伊志嶺理事長



ロマン海道チャレンジ
「雨の中お疲れ〜全員揃って」
「雨の中お疲れ〜全員揃って」
 2月26日(日)伊良部島で開催されるマラソン大会に今年もチャレンジしました。砂川直樹さん、本永太陽さん、上村裕美さん、砂川将志さん、神里裕斗さん、平良繁和さん6名が毎年参加記録をのばしています。昨年は天気も良かったのですが、今年は風も強く寒さもある中での挑戦でした。又、今年は直樹さんの母親ヨシ子さんも応援に参加し直樹さんも心強く走る事ができたと思います。皆さんお疲れ様でした。

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