学園だより 第146号

ソーシャルマーケティングと価値創造 実践研究

「ソーシャルマーケティングと価値創造 実践研究」
 9月9日から15日にかけて私たち慶應大学SFC玉村研究会は、みやこ福祉会の方々に少しでも貢献できるように調査・提案活動に取り組ませて頂きました。私自身は今年で2回目の活動となりました。
 私のいたナカポツチームは「どうすれば、宮古島全域にナカポツ(障害者就業・生活支援センター)の存在や役割・特性を知ってもらえるか?」というテーマを頂き、ユニバーサルスポーツ大会と『んみゃーち、ナカポツ』の発行をご提案させて頂きました。ユニバーサルスポーツとは、障がい者の方と健常者の方が一緒に楽しむことができるスポーツです。スポーツを通じて、健常者の方に障がい者の方を身近に感じてもらう機会を作り、宮古島が障がい者の方に暖かい島になるようにという思いを込めてご提案し、実際に大会を開催させて頂きました。『んみゃーち、ナカポツ』は、就労している障がい者の方と就労先の企業のことを取材した広報紙になります。障がい者の方の働く様子、受け入れ企業の想い・工夫・苦労を広く知って頂くことで、ナカポツのPRや障がい者雇用の普及の一助となればと思い、作成・ご提案させて頂きました。
 活動の中で、困難を抱えながらも一生懸命働いている障がい者の方のお話や、スポーツ大会で障がい者の方と健常者の方が一緒に楽しんでいる様子に私たち自身が感動し、エネルギーを頂き、人と人とが支え合いながら生きていくことについて深く考え直すことができました。神里さんをはじめとするみやこ福祉会の皆様、取材させて頂いた方々やスポーツ大会に参加して下さった方々に深く御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました!
富田恭平(慶應義塾大学環境情報学部4年)
「ソーシャルマーケティングと価値創造 実践研究」  9月10日(火)彼らはやってきました。毎年恒例「玉村研究会」の御一行。
 今年は私たち「ナカポツ(障害者就業・生活支援センター)」の活動をテーマに1グループが様々な取り組みをしていただきました。(1)街頭アンケートによるナカポツや障害者就労支援の認知度調査。(2)『んみゃ〜ち、ナカポツ』制作。(3)ユニバーサルスポーツ大会の開催。どれも当センターの周知を目的としたもので、(3)についてはイベント開催により子ども、親、障がい者地域の方が皆でチームを作り、障がい者の方との接し方がごく普通であることを知っていただき、最後にナカポツの役割の周知をさせていただくというような、遊びながら障がい者支援について周知を図るという学生の元気良さを活かした取り組みがあり、「参加者もとても楽しくまた企画してくれ」「どんどんやろうよ」というような声も挙がっておりました。(1)〜(3)までたった正味3日間という短期間で成し得たエネルギーに感動しましたし、今後我々が実践として企画していけることを提案していただきました。
 玉村先生、学生の皆様本当にありがとうございました。
 
障害者就業・生活支援センターみやこ所長:神里裕丈

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