学園だより 第138号

《コンプライアンスセミナー》に参加・ECOとふくし展示会について


《コンプライアンスセミナー》に参加
 2月4日(月)・5日(火)の2日間、那覇市にある沖縄県総合福祉センターにて実施された、沖縄県セルプセンター主催に参加しました。主に、「福祉施設商品の食品表示」についてのコンプライアンスを中心とし、その他に「安全・安心・おいしい商品を提供する為の衛生管理」についても研修が進められました。近年では、「食品表示」についての企業側の責任として「法律さえ守っていれば…」という時代から、法律の背後にある「社会的な責任」を果たすことが強く求められる時代になっています。それは消費者がいかに「安心・安全」を求めているか、また「食品表示」の記載をしっかりと確認して商品を選んでいるのか、ということが反映されています。そういった中で、施設商品に対しても、今までは「福祉施設の商品だから大目に見てもらえる」や「以前からやっている」という福祉施設側の考えや、単に「食品表示」や「衛生管理」についての知識がないことで、記載もれや間違った表示方法のままの商品が多くあるそうです。セミナーでは、スライドショーを使用しての「食品表示」や「衛生管理」について定められた法律に関することや、写真で実際の食品表示欄を見ながらの説明、実際に厨房に入っての「衛生管理」講義、エプロンの着衣と手洗いの実技などがあり、具体的に学習することができました。
 今回、研修に参加して学んだことを宮古島内の全障害者就労支援事業所に情報として提供することで、今後の福祉施設商品の開発・販売の際には、事業所同士で情報共有して頂き、正しい理解の上で、より良い商品づくりと販売促進へと活かして頂けたらと思います。
《ECOとふくし展示会について》
 同月の21日(木)〜23日(土)に宮古島市内のエコハウスにて、『miyaECO』と題して、ECOとふくし展示会を実施いたしました。この展示会は沖縄県セルプセンター主催で行い、主に宮古島内の全障害者支援施設や就労支援事業所の商品を集めて展示をいたしました。私たちは「みゃーくにあるくらし。くらしにあるふくし。」というテーマでこの展示会を計画しました。もっと市民の方々に福祉商品を生活の中で使って頂きたいということで、「エコハウス」という一軒家で全商品を袋から出して、実際に生活の中で使うような展示方法をとりました。ご来場して頂いた方には、福祉関係の方はもちろん、ショップ経営をしている方や何気なく寄って頂いた方など、たくさんの方がみえられ、「しっかりとした商品で購入したい」や「どこで売っていますか」などの声をたくさん頂きました。また、展示会場では各事業所の紹介映像をスクリーンに投影し、ご来場して頂いた方はじっくりと見入られ、「なかなか福祉施設の中を見たことがなかったので様子を見ることができて良かった」と福祉施設への興味・関心の声も寄せられました。
 今回、展示会を実施して、多くの人に福祉施設商品の周知・アピールができ良かったと思います。この展示会が障害者福祉への興味・関心に繋がることはもちろん、福祉施設商品の普及に繋がることのきっかけになれば良いと思います。展示会にご来場して頂いた方、また展示会開催に際してサポートして頂いた職員のみなさん、ご協力ありがとうございました。
沖縄県セルプセンター 宮國寛次・上野静香
沖縄県セルプセンター 『ふくしのみゃーく』販売会

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