みやこ福祉会は、社会的使命を積極的に果たすため障害者の雇用の場「野菜ランドみやこ」を今年の４月に立ち上げます。作業種目として、当地域での絶対量の不足している葉菜類を水耕栽培システムを導入して、作業の容易性と安全性及び危険防止に配慮した機械設備の導入と近代化を図ることによって、障害者の作業能力を向上させ、地域の食生活のニーズに対応した葉菜類の周年栽培を行い、障害者の就労継続を安定させ自立した生活に向けて取り組んで行きたい。又、この新事業の「野菜ランドみやこ」がスタート時から、受注の安定確保のため販売協力先の要望に十分対応できる生産体制を確立し、安定した事業経営を行うため、友好提携を結んでいる鳥取県の社会福祉法人ウイズユーに、職員の松川寿君を１月中旬から２月末日まで栽培技術の研修を受けさせて頂きました。
　ウイズユーは既に新事業に移行して、クリーニング工場やきのこセンター・水耕栽培を行い数多くの障害者の雇用に取り組んでおります。中でもきのこセンターは、全国きのこ生産協議会で２年連続で金賞を獲得した素晴らしい実績を誇っています。栽培技術の研修を受け入れてくださいましたウイズユーさんに心から感謝申し上げます。恩返しは、野菜ランドみやこが稼働して良いほうれん草などを生産することだと思いますので、今後ともご指導下さいますようお願い申し上げます。私の師として尊敬する岸本施設長始め職員や施設を利用している仲間の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

松川　寿さん

　今年１月からみやこ学園に仲間入りすることになりました。松川(まつかわ)　寿(ひさし)です。いろんな作業を通して、皆さんと楽しくすごしています。新事業「野菜ランドみやこ」が４月からスタートします。鳥取での研修で得てきた事をいかしながら、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。これからよろしくお願いいたします。

　生まれて初めての鳥取。着いたときの寒さにびっくりし、研修をやっていけるのかと心配になりました。研修初日、緊張しながらも、下段グリーンファーム（ほうれん草）で働く皆さんと会うと、明るく迎え入れてくれて少し安心したのを覚えています。１日１日仕事をしながら、覚えながらで、いっぱいいっぱいのところ、皆さんが声をかけてくれて、自分たちが経験した中で、作業のやりやすさ、アドバイスを解りやすく教えて頂いて本当に感謝しています。宮古に帰った時、同じように細かいところまで解りやすくそして、楽しく指導できると思います。宿泊しているグループホームでは、旧正月（２月１４日）に餅作りをしました。火傷しそうになりながらの餅つき、皆と楽しくいただきました。食事は世話人さんのこころづくしの色んなメニューで美味しく、有意義に過ごさせていただきました。一ヶ月あまりでしたが、本当に良い経験をさせてもらい、一生の良い思い出が出来ました。この経験を生かして宮古でも頑張っていきたいと思います。又、いつか鳥取に来たいと思います。